林檎の詩
君が突然泣き出すもんだから かける言葉見つからなくて
腕枕してた右手で君の目をそっと塞いだ

理由なんてもんは結局 納得できなけりゃ必要もなくて
やって来るサヨナラの時間が僕らをなおさら離れられなくするんだ
いつからだったろう こんなにも君が素っ裸の心を見せはじめたのは
いつからだったろう こんなにも君が僕の胸の中に住みついたのは

全てが満ちあふれた部屋 欠けた林檎を齧る
そんな僕らを君は笑う 「悲しいね」って

ゴメンよ 僕はとてもいい加減だから
君の寂しさに気がつかなかったり
君の胸を苦しめたりしてしまうよね
そして君を一人部屋で泣かせてしまうんだ
あぁなんだってんだ 不安ていうやつを早くかき消してやりたいのに
うまく言葉を選べないでいるから こうやって嫌な時間がただ過ぎてゆく

僕が思うに今の僕らって妙にお互いを試しているようで
そんで馬鹿みたいに傷つけ合っているんだよ
望んでいる事は同じなのにね

僅かに欠けている月が満ちた夜に輝く
そんな季節に僕は言う 「ホンモノだ!」って

ねぇ 次の金曜は2人で抜け出そう
人の居ないきれいな海行こう
貝殻を拾って砂に大きな絵を描いて
(まるで昔見たドラマみたいだな)
そんで抱き合ってキスをしよう
そんで抱き合ってキスをしよう
そんで抱き合ってキスをしよう