鮎　　

穏やかな風に誘われるように
あの頃の季節にあなたを好きになり
いつでもあなたを感じていたくて
しつこいくらいのメールしてたよね

ゆっくり流れてゆく雲のように
あなたのいた時間がちぎれてどんどん遠くなり
目覚ましがわりのあなたの「おはよう」の文字
自分でセットしたアラームが今は鳴り響く
　

愛をありがとう　あなたありがとう
愛してくれてありがとう
あなたが私にくれた全部の事にありがとう


じゃれ合いながら笑うふたりを
思い出す回数もやがて減ってゆき
私の名前を呼ぶあなたの声すら
いつか思い出せなくなってしまうのかな

あなたありがとう　愛をありがとう
出逢ってくれてありがとう
あなたが私にくれた全部の事にありがとう

愛をありがとう　あなたありがとう
愛してくれてありがとう
あなたが私にしてくれた全ての事にありがとう


きっと同じ空眺めてる
きっと同じ月見つめてる

あの日のあなたには二度と会えないけど
幸せだったこと忘れないよ

あなたありがとう